不登校生のおすすめ受け入れ先(東海)
ゆーくろっくの不登校カウンセラーがおすすめする不登校生の受け入れ先をご紹介します。この記事では、東海地方のおすすめ受け入れ先を、小学生のものから高校生のものまでを対象に幅広く紹介します。良い受け入れ先が見つかり次第、随時追加してまいりますので、よろしくお願いします。(最終更新日:H27.11.28)
おすすめ受け入れ先① 黄柳野高校(愛知県)
概要
- 名称:黄柳野高校
- 種類:全日制高校・普通科
- 対象:中学を卒業した者
- 住所:愛知県新城市黄柳野字池田663-1
- HP:http://www.tsugeno.ac.jp/
どんなところなのか?
奥三河の豊かな自然に囲まれた地域にある全日制の高校です。不登校生を支援するためにつくられ、設立20年を迎えています。
基本的に寮に入ることを義務付けられている全寮制の高校で、全国から生徒が集まっています。寮生の半分は、金曜日の夕方にスクールバスに乗って最寄りの駅に行き、週末は家で過ごして日曜日の夕方に寮へ戻ってきます。もう半分の生徒は寮で自由に過ごしています。規則はさほど厳しくなく、週末に寮に残っている寮生は自由に外出できます。豊川や豊橋に出かけて、カラオケや映画を楽しむ生徒もいます。
学習面は普通科の高校なので、大きくは普通の高校と変わりませんが、不登校生の受け入れを前提にしているので基礎から学ぶことを大事にしています。また、自然に囲まれているのでフィールドワークが多いことも特徴です。
不登校生の受け入れ先としておすすめする理由
ゆーくろっくでは、黄柳野高校を不登校生の受け入れ先として強くおすすめしています。理由は、不登校生を受け入れ、成長してもらうことを目的につくられた学校のため、不登校生にとって非常に良い環境だからです。
まず、自然の中で生活することは、心を前向きにする効果がありますし、自分と向き合う上で最高の環境です。環境をリセットすることも良い影響を与えます。確かに、寮生活に不安を抱えるとは思いますが、入学前に1泊2日の宿泊体験があるので安心です
そして、同年代の子どもたちと寝食をともにする寮生活は、子どもたちを精神的に大きく成長させます。特に黄柳野高校の寮は、生徒の自主性を尊重し、不要な規則もなく自由度が高い一方で、24時間教職員がサポートをしている点が大変魅力的です。通学という時間のロスもなく、教師が常にサポートしてくれるので、勉強の遅れを取り戻すうえではこの上ない環境です。
WEBサイトで日々の様子が頻繁に更新されており、そこで見られる子供たちの様子から、不登校生にとってすばらしい受け入れ先であることがよくわかります。進路のサポートもすばらしく、有名大学や専門学校に進学したり、企業に就職したりしているので、不登校生の受け入れ先としては非常に良い場所です。(黄柳野高校の進学実績はこちら⇒)
おすすめ受け入れ先② クラーク国際記念高校 浜松キャンパス(愛知県)
概要
- 名称:クラーク国際記念高校 浜松キャンパス
- 種類:通信制高校
- 対象:中学を卒業した者
- 住所:静岡県浜松市中区3丁目7−1
- HP:http://www.clark.ed.jp/chubu/hamamatsu/
どんなところなのか?
クラーク国際記念高校は全国に約60のキャンパスを展開している日本で最大級の通信制高校で、今回ご紹介するのはその浜松キャンパスです。広域通信制高校は、キャンパスごとに用意されている学習コース、学校設備が異なるので、個別のキャンパスが子どもの受け入れ先に適しているかどうかを調べることは、不登校生に限らず大事なことになります。
浜松キャンパスには大きく言うと3つのコースがあります。週5日通学コース(全日制)、週2日通学コース(単位制)、月1日通学コース(単位制)の3つです。
特に不登校の受け入れ先としておすすめなのが、ジョイフル・スタディコースという週2日通学のコースです。「進学準備クラス」「基礎学力クラス」を選択することができ、将来の進路もカバーした学校生活との両立が可能です。
不登校生の受け入れ先としておすすめする理由
クラーク国際記念高校の浜松キャンパスを、不登校生の受け入れ先として強くおすすめ理由は、①コース選択の柔軟性、②好きな事を追求できるゼミ制度、③担任の先生を自ら選べること、の3つにあります。
不登校を経験すると学校に通う生活リズムから離れているため、最初から週5日登校できる子どももいれば、そうでない子どももいます。しかし、浜松キャンパスは登校頻度に応じた3つのコースがあり、またコース変更が途中で可能なため、途中でレベルアップすることやレベルダウンすることができます。体調や状況に合わせて登校頻度を選択できるのは、不登校生の受け入れ先としてありがたいです。
また、スポーツや料理、音楽など自分の好きな事をきっかけに様々なチャレンジができるゼミ制度は、不登校からの回復に最適です。好きな事を通して、日常の楽しさを思い出したり自分への自信を取り戻すことが、不登校からの回復の近道だからです。
そして、担任を自分で選べる点も受け入れ先としての大きな魅力です。不登校経験者にとって、先生との相性はとても大事なので、好印象の先生を担任に選ぶことのできる受け入れ先はありがたいのです。
おすすめ受け入れ先③ 県立華陽フロンティア高校(岐阜県)
概要
- 名称:県立華陽フロンティア高校(岐阜県)
- 種類:定時制・通信制高校
- 対象:中学を卒業した者
- 住所:岐阜市西鶉6丁目69番地
- HP:http://school.gifu-net.ed.jp/kayofront-hs/
どんなところなのか?
華陽フロンティア高校は、3部制の定時制課程と通信制課程がが設けられている県立の高校です。3部制というのは、午前・午後・夜間の3つの時間帯に授業が開講されているという意味です。通信制課程では、自宅でのレポート作成と週に一度日曜日に行われるスクーリングに出席して学習します。
定時制課程では、3部制の中での授業の受け方により、3年で卒業を目指すコースと4年で卒業を目指すコースに分かれています。当然3年で卒業を目指すコースの方が1週間の授業時間は長くなります。
校舎は15年前の移転とともに建てられたので新しく、自然にも恵まれており、キャンパスの雰囲気はとても良いです。
不登校生の受け入れ先としておすすめする理由
華陽フロンティア高校を不登校生の受け入れ先としておすすめする理由は、3部制の定時制課程にあります。卒業までの期間を3年か4年かを選択することで、自分に合ったペースで卒業を目指すことができます。また、不登校を経験して、朝起きて学校に行く生活リズムが最初はつらければ、まずは昼や夜の部を選択することもできます。
また、定時制と通信制の高校なので、同じように不登校を経験した子どもがいるので、気持ちが通じ合い、すぐに仲良くなることができます。先生方も不登校経験者の指導に慣れているので、そうした点も受け入れ先として魅力的です。