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息切れタイプの不登校の特徴と対応

息切れタイプの不登校とは、それまでは手のかからなかった子どもだったのに、突然学校に行けなくなるタイプを意味します。親の期待に応えたいという想いが強く、勉強やスポーツをがんばっていた子どもが多いです。


特徴としては、まじめな性格で、完璧主義だったり極端な考え方を持つ場合が多いです。そのため、休むことへの罪悪感や不登校になった自分自身への失望が強く、そのような自分は誰からも理解されないと考え、周囲を拒絶する傾向が強いです。

息切れタイプの不登校対応において大事なこと

親が子どもに学校に行ってほしいと願って色々と努力をするほど、子どもは罪悪感を抱いてしまい、状況は悪化します。「元気でいてくれるだけでいい」「学校に行っても行かなくてもどちらでもいい」という親の無条件の肯定が、子どもの回復には何よりも必要になります。


ただ、それは簡単なことではありません。


こだわりが強く、極端な考え方を持っているので、状態が回復するまでに半年以上かかる場合がほとんどです。ネット・ゲーム依存、昼夜逆転の生活リズムになってしまい、親に無理難題を要求したり反抗的な態度を激しくとる場合も多いです。


お母さんが現状を認めてあげようとしても、お父さんがそれを許さないことも多々あります。


そんな中で無条件に子どもを肯定するというのは、本当に親としての心が問われるのです。

息切れタイプの逃避期 - 特徴と対応 -

特徴 ある日を境に、学校に行こうとしてもいけなくなる

これまでは特に学校を休まなかったのに、段々休む日数が増え、継続的に休むようになります。


朝は学校に行く意志をみせるが、頭痛、腹痛、吐き気、めまいなどを訴えて学校に行けなくなります。昼からは元気になり、先生が家庭訪問した時や夜には、「明日は行く」と登校の意思表示をしますが、翌朝にはやっぱり行けなくなります。

対応 子どものがんばりと不安を受け止め、休ませよう

子どものあせりや不安感を受け止め、頑張りを認めてあげてください。休み始めたら、本人にはしばらく休んでもいいことを伝え安心感を与えましょう。前日に行くと言っていたのに行けなくても、理解を示してあげてください。


「学校に行っても行けなくてもどっちでもいいよ」、「そんなことであなたの価値は変わらないから、しばらく休んでいいよ」、「しようと思ってたけど、結局できないことっていっぱいあるよね」といったような親の気持ちが、子どもには必要です。


休んでいる原因を問いただしたりすることの無いように気をつけてください。自分の中でも整理がついていなかったり、その時点ではよくわからなくて説明できない場合がほとんどだからです。

息切れタイプの苦悶期 - 特徴と対応 -

特徴 自分の殻に閉じこもり、不登校の自分を責める日々が続く

周囲との関わりを避け、自分の部屋に閉じこもりがちになります。不登校の自分への罪悪感が強く、親が家にいたり起きている時間は落ち着かないので寝るようにし、日中や深夜に活動するようになります。


本人にとっても親にとっても、一番つらく苦しい時期です。


親に無理難題を要求したり、反抗的な態度をとったり、時には攻撃的な行動を取ることもあります。友だちとさえコミュニケーションをとろうとせず、食事は家族一緒にとらなくなります。


ひどい場合は、自傷行為もしてしまいます。

対応 罪悪感を軽くすることだけ心がけて、待つしかない

学校の先生には、家庭訪問や電話といった本人へのコミュニケーションはしばらく控えてもらいましょう。親が子どもの様子を電話で定期的に共有するだけで十分です。


家族には指示的な言葉や否定的な態度を控えてもらいましょう。この時期だけはまわりには助けることができないのです。現状を受け入れ、自然に接し、ときどき肯定的な言葉をかけてあげてください。


どんな言葉にも反抗したり無視したりするかもしれませんが、必ず心に届いています。粘り強く次の時期を待ちましょう。

息切れタイプの休息期 - 特徴と対応 -

特徴 生活リズムが改善されて少しずつ話ができるようになる

生活リズムが改善しはじめて、昼夜逆転の状態が少しずつ変わっていきます。先生や友だちからの電話やメール、LINEといったはたらきかけに応えられるようになります。


表情も少し良くなり、家族とだんだん会話ができるようになります。また、学校・勉強・進路といったことについて、自分から少しずつ話をするようになります。

対応 あたたかいコミュニケーションをとっていこう

本人の興味や関心のある話を多くして話を広げるように心がけましょう。「そうなんだ」「すごいね」「よく知っているね」といったような反応やほめ言葉をどんどんかけてあげてください。


つまずくことがあってもいいこと、色々な選択肢があること、ゆっくり考えていけばよいこと、自分らしくいてほしいことを、伝えてあげてください。そうした応援が、なにより子どもの力になります。


ただし、子どもから話をださない場合は、学校・勉強・進路のことには触れないようにしましょう。

息切れタイプの回復期 - 特徴と対応 -

特徴 自分と戦いながら、少しずつ不登校を乗り越えていく

家族と話をする時間が増えてきて、勉強、学校、進路についても前向きな話ができるようになります。


一方でそういう心境になったからこそ、不安や焦りを抱くようになり、学校に行こうという気持ちを見せ始めます。午前中だけ行ったり保健室登校をしたり、できる限りがんばろうとします。


登校に慣れていないため、学校に行くだけでかなりの疲労がたまり、家に帰るとぐったりする状態が続きます。


前日に学校に行くと言っていたのに翌朝になったら行くことができず、落ち込んでしまうこともあります。

対応 少し離れたところから見守りながら、つまづいた時は支えていこう

本人の意思や気持ちを尊重しましょう。気持ちにからだがついてこないことがほとんどなので、「無理しなくていいんだよ」、「少しずつで大丈夫だよ」と声をかけて、様子をみてあげてください。


少しでも進歩が見られたらいっぱいほめてあげること、前日にできたことが翌日にできなくても受け入れてあげることを、忘れないでください。3歩進んで2歩下がりながら、回復していきます。


お母さんも知っている仲のよい友だちがいたら、サポートをお願いするのも良いでしょう。

息切れタイプの不登校に必要なサポート

精神的に荒れていて周囲を拒絶している場合は、ピアサポート(不登校経験者によるメンタルケア)が有効です。自分と同じ境遇を経験した人がサポートするので心を開くことができ、日々話をすることで精神的な支えを得られるからです。


家族と話をできる、外出はできるといった場合は、不登校専門の家庭教師が有効です。年齢の近いお兄さん・お姉さんと最初は一緒に遊んで仲良くなり、相談し、高校や大学の話を聞きしながら少しずつ勉強することで、学力・学校への関心・将来への意識の向上を図ります。


また、息切れタイプの不登校は、心と生活が荒れる子どもを見て、お母さんも一人で悩んで疲れてしまう場合が多いです。その場合は、オンラインでのカウンセリングを受けることをおすすめします。


状況に応じて適切なサポートを選び、子どもの回復を目指してください。