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不登校の薬物療法は基本的には考えないほうがいい

「うつに薬があるように、不登校になった時に効果のある薬はないのでしょうか?」


ゆーくろっくに相談をくださったお母さんから、こんな質問をいただいたことがありました。


不登校というのは親にとっても大きな悩みです。

効果のある薬は何かないのか。 ―そう考える気持ちは同じ子を持つ親としてよくわかります。


ただ、薬は身体に大きな影響を与えるものなので、決して安易に考えてはいけません。

まれに市販の抗うつ薬に手を伸ばすお母さんがいらっしゃいますが、安易な薬の使用は絶対にやめるべきです。


ネバタ大学の心理学の教授で、不登校クリニックの所長を努めているC・A・カーニー氏は、『不登校の認知行動療法』という著書の中で不登校の薬物療法について次のように述べています。

薬は「認知」や「行動」に関する症状を軽減することはできない。

薬物療法は、身体症状の苦痛を和らげたり、治したりするものです。


学校に行こうとすると不安でお腹が痛くなる子どもが、不安を和らげる薬を飲んで心が落ち着いたとしても、学校に行くのは嫌だという「認知」や学校を避けようとする「行動」は、変わりません。


もちろん、学校に行きたいと思っていても何らかの理由で大きな不安と苦痛が生じる場合には、薬物療法は有効な可能性がありますが、今のお子さまの状況を診察の時間だけで見極めることは、お医者さまといえども難しいものがあります。


だから、お医者さまも薬物療法をすぐにすすめることはまずないようです。

不登校で薬物療法が有効なのは、苦痛が重度の場合である。

苦痛を感じている子どもの中には、薬物療法が有効ではない子どもも当然います。

傾向としては、苦痛が重度の子どもは大きな効果が得られることが多く、軽度から中度の子どもにはさほど効果を得られないことが多いようです。彼らにはそれよりも、心理学的アプローチの方が有効なことが明らかになっています。

薬による不登校の治療は副作用の可能性がある。

抗うつ薬は副作用があります。大人でも少しずつ量を増やしていかなければならなかったり、急に薬を飲むのをやめてはいけなかったりと、使用するのに非常に注意が必要とされるものです。


医者もすべての分野に専門性を持つわけではありません。

子どもの苦痛が重度で、薬を使用することが頭によぎった時は、子どもの不安やうつに対する薬事療法に精通している児童精神科医を見つける必要があるでしょう。

最後に

今はどの病院でもWEBサイトがあり、どんな患者や症状を専門にしているのかが書いてあります。子どものために病院を探すなら、子どものうつや不安障害に関することがWEBサイトに書かれているかどうかを見たり、事前に電話して聞くのがよいでしょう。


病院や薬をというほどではないにしろ、お子さまの不登校で何かお悩みの場合は、いつでもゆーくろっくにご相談ください。