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夜更かしは不登校を乗り越えるための通り道

「不登校の子どもの夜更かしばかりするようになり、ふさぎ込むようになった」-お子さまの不登校に悩んでいる多くの親御さまからこのようなご相談を受けます。実際、我々が支援している不登校生も、ネットやゲームに依存し、昼夜逆転している時期が必ずと言っていいほどあります。


今日は、不登校の夜更かしの対応について説明していきます。

不登校になると誰もが夜更かしをする

学校に行っていない罪悪感に苦しんでいる

夜更かし、ゲーム・ネット依存、昼夜逆転、暴言や暴力、手を洗うのがやめられない、話し合い依存・・・こうした行動は、すべて不登校の「二次症状」だと言われています。


子どもは不登校になると、「自分はダメ人間だ」という罪悪感や「自分はどうなるのか」という将来への不安に心を揺さぶられ、不安定になります。そうして崩れた心のバランスを安定させるために、冒頭に紹介したような行動にのめりこむのです。

日中よりも深夜の方が心が落ち着く

ではなぜ夜更かしをしている時の方が、不登校生の心は安定するのでしょうか。理由は、日中だと家にいる家族の存在や家の外の世界が気になって心が落ち着かないからです。思春期ということもあって、不登校生の心は傷ついて卑屈になってしまっているので、周囲を拒絶する一方で周囲のことが人一倍気になるのです。


しかし、夜であれば、家族は寝静まっていますし外の気配も気にならないので、安心して過ごせるのです。

それでも夜更かしがない方が良い

そうはいっても、夜更かしはないほうが良いでしょう。子どもの健康的な成長を考える上でも良くないですし、子供が深夜に行動している音でお母さんが眠れないといったお話もよくお聞きします。

不登校生の夜更かしはどうしたら改善するのか

絶対に夜更かしを叱ってはいけない

本人としては昼が辛いから夜更かしをしているのに、その行動だけに焦点を当てられて、「わがままだ」とか「病気だ」などと言われると、本人はいたたまれない気持ちになるはずです。たとえ言われなかったとしても、相手がそう思っているだろうなと感じたら、傷ついてしまうでしょう。


まずは目に見える夜更かしという行動ではなく、その原因である本人のつらさのほうに焦点を当ててください。

不登校の自分を認められると夜更かしはおさまる

先述のとおり、彼らは不登校による罪悪感や葛藤に伴うストレスから逃げるために、夜更かしやゲーム・ネット依存といった自分の内側に閉じこもる行動にでます。よって、本人が自身の不登校を自分の生きざまとして認めることができると、こういった行動はおさまるのです。自分の状態や直面している現実を受け入れることができたときです。


ただ、それは簡単ではありません。


不登校の自分を認めるということは、常識的な人生を歩めていない自分を認めることです。定められた期間にしっかり学校に通い、部活動や課外活動を楽しみ、勉強に励んで、まっすぐに進学・就職するという「普通の常識的な人生」を捨てることです。常識や普通から外れることへの恐怖はとても大きいですし、まして不安定な思春期ならなおさらです。


でも、そうなってしまった自分を受け入れることができるのは、自分しかいません。

自分を認めるにはとても時間がかかる

「不登校になった弱い自分」を、自分の中で許して認められるようになるためには、とても時間がかかります。かなり子どもによって差はありますが、ゆーくろっくの利用者だと平均して半年前後かかっています。


だから、親は、子どもが七転八倒の末、直面する現実を受け入れる境地に達することを信じて待つしかないのです。


その中で、不登校の罪悪感が少しでも軽くなるように、「この子もつらいんだなあ・・・」と共感してあげること、「学校に行けないくらいであなたの価値は変わらない」と肯定してあげることが、親にできる事です。

最後に

不登校二次症状への対応の最大の難しさは、時間がかかることです。


一日だけ相手の気持ちを受け止めて支えるだけなら、そんなに難しいことではありません。

でも、それを何週間も何か月も続けるのは、正直言ってとてもつらい作業です。


対応する側も疲労がたまりますし、本当に良くなるのかという不安も絶えずつきまといます。実際、我々の経験的には、子どもに変化が表れるのに平均して3か月ほどかかります。


だからこそ、夫婦や家族全体で取り組み、お母さんが一人で抱え込むことがないように注意してください。場合によっては、我々のようなカウンセリングサービスを利用するのもよいと思います。

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