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不登校の回復に必要な平均期間はどれくらいか?

私はこれまでの間、さまざまな相談を受け、不登校の子どもやその親御さんを支援してきて確信していることがあります。


それは、不登校の支援には「本人のペースに沿った支援が必要」ということです。


本人が安定していると、どうしても「そろそろ家で勉強はさせたほうがいい」、「塾なら行けるかな」、「もう学校に通えるだろう」と考えるようになります。ところが、思うようにはいかず、「部屋からは出るようになったのに」、「学校に行くと言いながら行かない」などと思い、ジリジリしながら日々を過ごしていくことになります。それゆえ、我々に「不登校の平均期間はどれくらいですか?」と質問される親御さんは非常に多いです。


そんな日々に親は疲れますし、子どもも親の気持ちを感じ取って疲れてしまいます。不登校の回復期間をどう考えればよいのでしょうか。

不登校生はゆっくりした時の流れの中で生きている

不登校の回復期間について考える前に、まず、不登校と一般の人とでは、時間の流れ方が大きく違うことを認識する必要があります。


階段に例えるとわかりやすいです。世の中には色々な階段があります。一段ごとの高さが低くて細かい階段、高さが高くて一気に登れる階段などがあります。その中で、山道や自然公園のゆるやかな傾斜には、間隔をあけて丸太が配置されている奥行きが深い階段があります。


普通の階段と違い、一歩ずつではなく数歩ずつで歩く階段です。不登校生の歩みはこれに非常に似ています。


階段を子どもの状態に例えると、次の段階に上がるのに普通は時間がかからないが、不登校の子どもは時間がかかるというわけです。


このように考えると、次々とステップアップさせようとしたり、不登校の期間が半年になっただけで長期化しているようにまわりが感じるのは、不登校生にとっては不適切だというのがおわかりいただけるでしょうか。

不登校生の平均期間を理解した上で支える

不登校生の成長の時間感覚

では、実際どういう時間感覚で支えていくべきかという話ですが、子どもによって違うので正解はないと思います。


ただ、たくさんの不登校生の支援をしていると、平均的には、不登校の子どもの1ヶ月で表れる変化は、普通の子どもだと1週間で表れるレベルのものなんじゃないかと思います。親御さんにアドバイスすると翌日や翌週に「特に変化がありませんでした」という報告をよく受けますし、訪問支援をしていても「すぐには変わらないんですね」と言われることがあります。


それが1ヶ月たてば何か小さな変化が見えることが多いので、「普通の子の1週間が不登校の子どもの1ヶ月」と思いますし、親御さんにも、「少し長いように思うかもしれませんが、まず1ヶ月取り組んで様子を見ましょう」と話しています。


また、最初の変化は2ヶ月かかって次は1.8ヶ月というように、最初の変化は遅く小さく、途中からだんだん早く大きくなります。

不登校の平均期間

そして、不登校の期間が平均してどれくらいかというと、ゆーくろっくの利用者では1年程度になっています。2年以上不登校の子どももいましたし、3か月程度の子もいましたが、平均すると1年ぐらいです。また、実際に我々が支援をさせて頂いてから回復するまでの期間は、平均で半年ぐらいです。

両親との関係性、本人の性格、不登校に至った経緯によって不登校の期間の長さは大きく異なります。経験豊富なスクールカウンセラー、学校の先生などに個別の事情を話して、意見を聞いてみてください。また、ゆーくろっくも相談に対応させて頂いております。

最後に

家庭教師にきてもらうとか塾に行くといった大がかりなものから、少し接し方や声かけを変えてみるといった小さなものまで、色々な取り組みがありますが、最低でも1ヶ月、できれば2ヶ月試してみてください。


子どもの不登校に悩む日々の中で、1ヶ月や2ヶ月という期間が非常に長く感じるのはよくわかります。

だからこそ、一緒に取り組む我々カウンセラーが必要なのかなと思います。


それでも、1ヶ月続けることで子どもに小さな変化が生じると、幼い頃に「●●できるようになった」と感じた日々を思い出します。


普通の子の1週間が不登校の子どもには1ヶ月。普通の子どもの1ヶ月が不登校の子どもには3ヶ月。


心に留めておくとよいと思います。

1 comment on “不登校の回復に必要な平均期間はどれくらいか?”

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