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不登校の原因と対応③ 親や周囲の愛情と注目を求める

今日は、親や周囲の愛情と注目を求めて不登校になった子どもへの対応を説明します。


親や周囲の愛情や注目を求めて不登校になる子どもは、学校に行かずにすむように以下のような行動をとります。


・しがみつく

・動こうとしない

・かんしゃくを起こす

・逃げまわる

・電話をかけ続ける


ほかにも全般的に親や先生の指示に従いたがらない傾向があります。


その根本には親からの愛情不足と、古い言い方をすれば”しつけ”がうまくいっていないことが原因として存在します。

まずは親の愛情で満たされることが重要です。こちらに関する取り組みは以下の記事に記載しているので、今日は親の愛情で一定満たされていて子どもは元気だが、”しつけ”が不十分で学校に行けない場合の対応を紹介します。


<親の愛情不足に関する記事>

・原因不明の不登校を脱出した親子の話

・学校に行きなさいは言うべきではない

対応ステップ① 親の指示の仕方を見直す

親の愛情は足りていて子どもは元気なのに、しつけがうまくいっていないのは、親の指示の仕方が良くないからです。


ゲームをしている子どもに「部屋を片づけなさい」と言う。

学校に行きたがらない子どもに「しがみつくのをやめさい」と言う。


こうした指示は伝わりません。身に覚えのある人はすぐに以下の観点から修正してください。その都度適切な言い方を考えて言うのは難しいので、子どもがやらない指示を頭に浮かべて今言い方を考えてください。


1.具体的にいつ行うべきかをはっきり言う。

部屋の片付け、食器洗い、学校に行く準備・・・こういった親が子どもに指示を出すときに制限時間をきちんと伝えていますか?

10秒以内に、5分後、にといった形で期限を明確にすると、より強く指示は相手に伝わります。

2.何が要求されているかを具体的、簡潔に言う

たとえば「部屋をかたづけなさい」という指示はいくつかの意味を持ちます。お菓子のゴミを捨てること、おもちゃを所定の位置にしまうこと、不要な学校のプリントを捨てること、本棚のマンガを横に重ねるのではなく縦に並べること、などです。


「寝室で床に置きっぱなしの服を拾ってクローゼットのハンガーにかけなさい。3分以内に始めなさい」

「私から手を離して。10秒以内に」


のような具体的で簡潔な指示でないと、子どもには伝わりません。

3.子どもの注意をそぐものを取り除く

子どもがテレビを見ている、スマホでLINEをしているといった状況では、親の指示は伝わりません。

もちろん、すべてのやりとりを目を合わせて行うことはできません。ただ、子どもがやらないと想定される指示をする時はちゃんと子どもの目を見てください。


余談ですが、少年サッカーのコーチは、グラウンドの端っこで子どもを集合させた時はフェンスを背にして話します。なぜなら、子どもの視界にグラウンドが入ると、ほかのチームや選手のプレーが気になって話を聞けなくなるからです。

4.言い切る

「~しなさい」としっかり言い切ってください。


「~して」という言い方は、”お願い”なので、やらなくてもいいと子どもが勘違いします。

「~しないとダメ」という言い方は、ほかの選択肢もあることを暗に示すため、こちらもすべきではありません。

5.親も一緒に取り組む

子どもに部屋のおもちゃを拾うよう指示したら、親もリビングを片付けましょう。

子どもが学校に行く準備をする間、親も仕事に行く準備をしましょう。

6.指示に従ったらごほうびを、従わなければペナルティを与える

ごほうびとペナルティを使い分けましょう。

ごほうびというと何かを買い与えることを連想しますが、ほめることやゲームなどの許可もごほうびです。

対応ステップ② 規則正しい日課を確立する

規則正しい日課を確立する上で重要なことは、学校に行けなくても行く時と同じスケジュールで過ごすことです。


・起きる時間(親が子どもを起こす時間)

・ごはんを食べる時間

・学校に行くために家を出る時間

・寝る時間

は特に正しい日課です。


そして、学校に行っている時間は、たとえ学校に行けずに家にいたとしても決してゲームをする等の楽しいことをさせてはいけません。家事を手伝う、勉強をする、といったことを毎日スケジュールを決めてやらせてください。


生活リズムを整え、登校時に近いスケジュールを維持するのは、子どもの成長と復学のどちらの面でも大切です。

対応ステップ③ 不登校行動に対してペナルティを与える

親がうまく指示をすることである程度言うことをきくようになり、生活リズムも改善したら、このステップに入ります。

ただ、どんな不登校生にもペナルティを与えればよいというわけではないことをご留意ください。


あくまで、親や周囲の愛情と注目を求めるために学校に行かない子どもに対してのみ、不登校行動に対するペナルティは有効になります。ゆーくろっくでは基本的には不登校時のペナルティを禁止しています。


このステップは、親の気を引くために学校に行かない子どもを対象にしているので、ペナルティは”無視”やそれに準ずる行動が有効です。解除するときには、なぜ無視したのかを説明し、学校に行く約束を必ずさせてください。

対応ステップ④ 登校行動に対してごほうびを与える

登校できた時のごほうびも、親の注目に関するものが有効です。


・多くのほめ言葉をかける

・一緒に遊んだり何かをする時間を設ける

・夕食のメニューに子どもの大好物を加える


などのごほうびをゆーくろっくではすすめています。

最後に

今回ご説明した「親の気をひくために学校に行かない子どもへの対応」で一番難しいのは、”やりきること”です。

親にかなりの意識と徹底が求められますし、一度でも”なあなあ”にしてしまうと一気に効果は薄れます。


また、本当に子どもの不登校の理由がこれに当たるのか、この対応が適切なのかを判断するのは難しいです。


迷ったときは、ぜひゆーくろっくに気軽にご相談ください。